奏でるひとびと。まちという音楽。 – シズオカオーケストラ –

奏でるひとびと。まちという音楽。

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この5年間で、静岡の子どもたちに3500球ものサッカーボールが無料で配られたことを知っていますか?
実現したのは、”みんなえがお、わたしえがお”のキャッチフレーズを抱げる「プライスゼロ・プロジェクト」。広く知らせるための”広告”から、ファンを作るための”好告”への進化を提案しているプロジェクトです。

★消費されていく広告

世の中には数え切れない程の広告がありますよね。街を歩いても、雑誌を開いても、テレビをつけても、そこには企業の商品やサービスの情報があふれています。しかし膨大な情報に慣れてしまった私達は、それらを刹那的に”消費”してしまいがちなのではないか、と思う時があります。消費し、すぐに新しいものを求め、また消費する。その先にあるものが持続可能な社会であるとは、言いにくいような気がします。

この広告のあり方を今一度考え直そうと「プライスゼロ・プロジェクト」を生み出したのが、クリエイターズオフィス・ビアンコネロの向笠哲司さん。デザイナーとしてキャリアを重ねていた頃から広告のあり方に疑問を持ち、独立。「まだこの世にないしくみと、人の心に届くデザインを創り続けるクリエイターでありたい」というポリシーに沿ったコンテンツを生み、大切に育てています。

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★新しいプロモーション、新しい地域貢献のかたち

プライスゼロ・プロジェクトは5年前、オシャレなイラストで企業の告知を入れたノートを、静岡市内の学校を中心に無料配布した所から始まりました。ノートとしてのデザインも優れているため、捨てられることなく長く手元に残る広告として、学生にも協賛企業にも笑顔をもたらすという新しいプロモーションのしくみでした。

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CSR(企業の社会的責任)が認識されてきたのはここ数年ですが、まだCSRという言葉が静岡では定着していなかった頃から、向笠さんは新しい地域貢献のかたちを提案し続けてきたのです。

そしてプロジェクト第2弾の媒体は、今やプライスゼロ・プロジェクトのメインコンテンツである”サッカーボール”!静岡に生まれ、子どもの頃からサッカーを愛してやまない向笠さんは、いつか必ずサッカーに関わる仕事をすると決めていたそうです。サッカーボールの球面に約25社分の協賛企業名を入れ、ボランティアスタッフと共に子どもたちに手渡ししました。

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ご覧ください、この笑顔!
2011年からは地元サッカーチームであるエスパルスも全面協力。このボールがきっかけとなって、いつの日かスターが生まれるかもしれません。まさに子どもたちの夢を育む媒体なのです。

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★儲けることより長く続けることが大事

向笠さんの価値観は明確です。
“正論”や”理想論”という言葉は今やネガティブな意味で使われる場面さえありますが、向笠さんは言いきります。「そもそも困った人を助けたり、人に喜んでもらった対価としてお金をもらうというのが仕事。正論・理想論で何が悪い?」と。

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静岡をサッカーでブランディングする、という向笠さんの夢に向かって、活動はどんどん加速しています。2014年に入り、女子サッカーチーム「アスレジーナ」の総合プロデューサーとしての活躍が始まりました。ここでも、勝利を担保にお金をもらうのではなく、地域のチームとして愛着を持って応援してもらえるよう、選手が地域のゴミ拾いをする、イベントに積極的に参加する、全員が救命士の資格を取るなど、丁寧に信頼関係を築いていく持続可能なスタイルを提案しています。

プライスゼロ・プロジェクトは、決してぶれない向笠さんの価値観から生まれたプロジェクトだと思います。今や海外にもじわじわ進出し始めているP0サッカーボールと共に、この思いが伝わり広がっていきますように!

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Writer : izumiizumi

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