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奏でるひとびと。まちという音楽。

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静岡の街や三保の松原で、こんな素敵な灯籠を見たこと、ありませんか?
この「竹灯籠」を作ったのは「Groomしずおか」。竹を活用して里山を保全しようという取り組んでいるグループです。

★手入れされなくなった竹林

竹って、とても馴染みのある植物ですよね。
誰もが知っていて、日本中いたる所で目にすることができ、切って流しそうめんをしたり、器として使ったり、静岡には駿河竹千筋細工という伝統工芸もあります。

しかし今、この竹が問題になっているのだといいます。
かつてはキチンと手入れされていた竹林ですが、時代の変化によって「放置」されるようになってしまいました。そうやってできた「放置竹林」は、地滑りの原因となったり他の樹木の成長を妨げたりして、里山のバランスを崩してしまうのです。静岡においても深刻なこの問題を解決するため、Groomしずおかは誕生しました。

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発起人である田中さんは、土砂崩れなどの災害を防ぐための建築コンサルタントの仕事をしています。長崎出身、沖縄・東京・名古屋を経て現在は静岡市在住。数年前に放置竹林問題を何とかしたいと賛同者を募り、「しずおか竹サミット」などのイベントやタリーズコーヒー静岡ペガサート店とのコラボ企画、街のコミュニティスペース”アトサキ7″にジャングルジムやクリスマスツリーを創るなど、子どもから大人まで楽しく竹に触れることができる機会を次々と生み出してきました。

★竹を使い倒す。

Groomしずおかが提案するのは竹の”循環活用”。
例えば放置されている竹を加工して子どもの遊び道具や竹灯籠にしたり、アーティストが作品にしたりする。ある程度使って不要になったら、竹炭や竹チップにして最後まで使い、やがて土に還る。そんな風に、竹が最大限活用されるしくみを作りたいのだと言います。たくさん竹が使われれば、放置竹林のひとつの解決策になるからです。同じ活用するなら楽しい方がいいですよね、と笑う田中さん。その親しみやすい雰囲気が、きっと世代を問わず多くの人を巻き込むのですね!

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★習慣をバージョンアップする。

そもそも昔はなかった放置竹林問題。里山は人の暮らしの傍にあり、人によって手入れをされていたからです。いつのまにか街と山は「遠く」なり、そういった習慣が失われつつあります。しかし、それらを「復活」させることだけが問題解決の方法ではありません。Groomしずおかが目指しているのは、これまでとは違う新たな竹の活用法を見つけて、人と竹の関係を「バージョンアップ」すること。冒頭に出てきた竹灯籠を使うシーンが静岡の様々な地域で増えてきたことは、はっきりとその成果を現しています。

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★チクリンピック@静岡!

2020年の東京五輪に合わせて開催予定の大イベント、その名も「チクリンピック」をご存知ですか?全国で竹に関する活動をしている団体と連携して(いわば竹コミュニティ)里山の魅力を伝えるイベントを、ここ静岡で開催しようと、すでに学生を中心とする実行委員会が発足し動き始めています。Groomしずおかも、もちろん中心メンバーです。これから6年の間、このチクリンピックによる人と竹の出会いや、全国と静岡との「竹つながり」がたくさん生まれることでしょう。

竹をあらゆる場面で使っていく。
それをいいねと思う人が増えていく。
さらにGroomしずおかから離れた所まで輪が広がっていく。

静岡の放置竹林問題が、そんなポジティブな連鎖によって解決へ向かっていくことが、田中さんやGroomしずおかの願いなのです。

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Writer : izumiizumi

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