今シーズン最終回。

プロジェクトメンバーとして関わらせてもらった #きょうの演劇 が、今年度ラストの放送を終えた。ディレクターで劇作家の石神夏希さんが最終回のために書いてくれた戯曲『春になる』は、

まちあわせのような、テレパシーのような、昔の約束のような。

ラジオでつながる私たちの、ひみつのあそびです。

-きょうの演劇『春になる』より

というところがエンドロールのようで、最終回らしくて、ぐっときた。この優しい光源のようなプロジェクトが私の暮らすまちに生まれたことが本当に嬉しい。

先日は上演イベント『きょうの演劇 in しずてつ』があり、実際に走る静鉄が劇場に。

これはもう、、、言葉にならないのだけど。ともかく新静岡から新清水までの20数分間、いつも見ている車窓(あるいはスマホの画面)は全く違う景色に変わり、そこに居合わせた人みんなが「まちをつかったひみつのあそび」の観客であり役者になった。少し緊張していた私に対して、膝に乗せた息子はリラックスして宮城嶋さんのパフォーマンスや外の景色(特にひいおじいちゃん)を楽しんでいた様子。彼の方がよっぽど自由で、いつもと違うことを許容することに長けているんだと思った。

※なお担当した関連イベント「ヤングランドの跡地をめぐるまちあるき」と「アフタートーク」も無事終了してひと安心。

今日は春休みの息子と再び静鉄に。戯曲のリサーチ中に見つけた電車がよく見える路地に連れて行ってあげたかった。桜橋駅で降りた息子は「今日は、ひいじいちゃんいないね」と言った。4歳児の中に生まれたもうひとつの日常を想像した。

来年度も、よろしくお願いします。

#まちは劇場

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