第7回ヒトトナリ酒場 〜「子供と大人の間」の夜〜

世の中には様々な想いで働いている、様々な人がいます。ヒトトナリ酒場は、そんな静岡にゆかりのある「面白い働き方をしてる人」「なんだか魅力的な人」をゲストとしてお呼びして、美味しいお酒を片手にひとつのテーブルを囲む場です。

その場に行くだけで、一度話してみたかったあの人や、覗いてみたかったあの世界と出会えます。その出会いは、きっとあなたの視界を少しだけ広げてくれるでしょう。

為人を知り、人と隣り合って語らう。ヒトトナリ酒場では、今夜もワクワクする出会いが生まれています。


第7回目のゲストは昨年12月より、葵区駒形通で学生専用のシェアハウス『コクーンベース静岡』の運営をスタートさせた鈴木駿矢さんです。

静岡県内で生まれ育ち、静岡県立大学を卒業した鈴木さん。学生時代にも様々なチャレンジをしてきた鈴木さんが感じたのは「学生と社会とのズレ」でした。「志」や「夢」を持った若者達はたくさんいます。しかし、現在の就活や就職の仕組みによって苦しんでいる人たちも多いといいます。これからの時代を担う「学生」たち。鈴木さんは彼らの幸せこそが、これからの世の幸せに繋がると考えています。

さて、今回もゲストからのお便りが届いています。
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私が大学3年生のとき、1つ上のゼミの先輩が就活を機に学校に来なくなりました。連絡もつかなくなりました。

私の同期が4年生になり、ゼミの授業中に突然「もう疲れた」と涙を流しました。同じく就職活動中でした。

全国で、就活をきっかけに自殺する学生の数が増え続けています。在学当時、世間では”就活うつ”と呼ばれる言葉も生まれました。さらに、就職活動を終え、無事に入社したとしても3年以内の離職率は未だ3割程度のままです。想像以上に”社会”や”会社”に対するミスマッチが起こっているのが現実なのです。

就活うつは自己責任でしょうか?早期退社は自己責任でしょうか?私はそれ以上に仕組みが間違っているのではないかと考えています。

私は学生が好きです。社会人が陥りがちな固定概念に縛られた考えにならないし、いい意味でぶっ壊してくれる。大人と子供のちょうど間で、本人は気づいていないかもしれないけれど、可能性は無限に近く広がっている。そんな学生が、社会の仕組みのせいで不幸せになっているのであれば、私はそれを変えたい。

「学生を幸せにする。」これが私の人生をかけての挑戦です。

その中の一つのプロジェクトが、学生向けシェアハウス『コクーンベース静岡』。「挑戦したい学生が挑戦できる基地」をコンセプトに、学生が共同生活の中で、応援してくれる仲間と一緒に挑戦し、それをメンター(助言者)となる社会人がバックアップするしくみです。ここで解決できる学生の人数は少ないかもしれませんが、ゼロに比べたら大きな一歩だと思っています。

今回はみなさんと一緒に、学生と社会をつなげる方法とその価値についてお話出来たらと思います。学生と社会人がこんなことできたら面白いんじゃない?というアイディア、大募集です!

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学生と、社会人。私はそこに差はないと思っています。学生だろうと社会人だろうと責任が、義務が、権利が、自由があります。そしてなにより、可能性があります。

さて、今宵は「子供と大人の間」の夜。これからの時代に生きる”可能性の種”を見つけていく、そんな夜にしたいですね。


ゲスト:鈴木駿矢(すずきしゅんや)
コロニーリンク代表。コクーンベース静岡運営事務局代表。静岡県裾野市出身、静岡県立大学を経てイベント企画制作会社勤務。上級生や同級生の影響で、大学在学中から学生や若者のキャリア教育に問題意識を持つ。自分の得意なことを活かして何か変えられないかと休学し、自身でイベント企画制作会社を起こすために東京へ修行に。現在の勤務先でインターンシップを始める。FUJI ROCK FESTIVALを始めとした多くのイベントでボランティアや出展者として活躍する若者を知り、イベントには学生と社会をつなげる力があると確信。現在はイベントの仕事に加えて、学生と社会人の接点となるシェアハウス「コクーンベース静岡」を運営している。


ーINFORMATIONー
ヒトトナリ酒場 第七回
【日時】2016年1月23日(土)18:30~
【場所】Ideale x Will at Botanica(静岡市葵区研屋町25 金座ボタニカビル 2階)
【参加費】1,000円(ワンドリンク+おつまみ付き)
* アルコール、ソフトドリンク、どちらもお選び頂けます。
* 追加オーダーはキャッシュオンでご注文下さい。

参加申し込み不要です!
お気軽にお立ち寄りください。

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