第11回ヒトトナリ酒場 〜「山と人」の夜〜

世の中には様々な想いで働いている、様々な人がいます。ヒトトナリ酒場は、そんな静岡にゆかりのある「面白い働き方をしてる人」「なんだか魅力的な人」をゲストとしてお呼びして、美味しいお酒を片手にひとつのテーブルを囲む場です。

その場に行くだけで、一度話してみたかったあの人や、覗いてみたかったあの世界と出会えます。その出会いは、きっとあなたの視界を少しだけ広げてくれるでしょう。

為人を知り、人と隣り合って語らう。ヒトトナリ酒場では、今夜もワクワクする出会いが生まれています。


みなさん、ご無沙汰しておりました。
ヒトトナリ酒場、メインバーテンダーの黒田です。
2ヶ月ほどお休みしていたヒトトナリ酒場。「どうしてたんだ?」「いつやるんだ?」「別に気にもしてない。」
まあ、色々あるかと思いますが、また、やっていきたいと思っております。 

第十一回目のゲストは、里山の活性化をミッションとするGroomしずおかの代表、島田慎太郎さん。
今回もゲストからメッセージが届いています。
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皆さん、里山(さとやま)ってご存知ですか?

里山は、人が住む人里に隣接しているしている山、またはその里を指します。
里山は昔から人が自然を管理することで、林地、農地、小川などで多様な動植物が生息し、2次的生態系が確立していました。

みなさんは子供の頃に木登り、草や花を摘み、昆虫や小動物をつかまえるなど、自然の中で遊んだ記憶はありますか?
私の子供時代の思い出は、家の廻りで自然体験をした思い出ばかりです。

しかし、近年ではそういった自然体験ができる場所は限られてきました。
それは、20~30年の中で人口減少や産業構造の変化により、その生態系が壊されていったからです。

私はその姿を建築の仕事の中で目の当たりにしました。

「失われていく里山をなんとかしなくてはいけない。」

そんな想いに駆られ、私は里山再生の活動を始めました。

「まちに住む人々には関係ないこと。」と思うかもしれませんが、実は密接な関係にあるのがあるんです。
それを知ってもらうために、私はまず里山とまちをつなげる事から始め、今に至っています。

今回のこの機会に、全国的にも注目されている「里山」の魅力について、皆さまと語り合いたいと思っています。
皆さまの里山体験やこんな里山に住みたいなど聞きながら、里山の明るい未来を考えたいです。

里山に住みたい人は大歓迎!

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緑の山に囲まれ、田畑が広がる、ゆったりとした空気の中で営まれる人々の暮らし。
私たち日本人の誰もが原風景としてもっているものです。

経済成長が頭打ちになり、拡大発展への疑問を感じる昨今。
忘れかけている里山の暮らしに新しい時代のヒントが隠されているのかもしれません。

さて、今宵は「山と人」の夜。
里山に想いを馳せながら、これからの未来を想像してみませんか?


ゲスト:島田 慎太郎 (しまだ しんたろう) 

1981年生まれ。大学卒業後、設計事務所を8年務めてから、2012年に独立する。
仕事の中で林業の現状を知り、里山について興味を持つ。
林業の再生のために、安倍奥ティンバリソースにて、「森」と「人」の新しい関係をつくる活動を、里山の再生のためにGroomしずおかにて「まち」と「里山」をつなげる活動を、里山の人口減少の課題を解決するため、しずおか里山移住支援の会にて移住支援の活動を、と様々な里山にまつわる活動を展開している。

・1級建築士 Plus D Architects 代表
・安倍奥ティンバリソース
・Groomしずおか
・しずおか里山移住支援の会
・静岡木質バイオマス研究会


ーINFORMATIONー
ヒトトナリ酒場 第十一回
【日時】2016年7月23日(土)18:30~
【場所】Ideale x Will at Botanica(静岡市葵区研屋町25 金座ボタニカビル 2階)
【参加費】2,000円(2ドリンク+軽食付き)
* アルコール、ソフトドリンク、どちらもお選び頂けます。
* 追加オーダーはキャッシュオンでご注文下さい。

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