老舗ホテル・中島屋様でお仕事

静岡市の駅からすぐ。中心市街地のど真ん中に、中島屋グランドホテルという老舗ホテルがあります。この度シズオカオーケストラは、館内のリニューアルに伴い、静岡の街中案内コーナー【おまちのハコ】の企画制作を担当させていただきました!

フロントの脇を進んだ先の一角にあるおまちのハコは、川根のお茶屋さんが譲ってくださった茶箱を使った什器などをベースに、以下の3つの展示で構成されています。

静岡の人たちは昔から中心市街地を「おまち」と呼びます。

①商店街のみなさんのアクリルスタンドと共に、人に紐付いたエピソードが集積していく「コバナシマップ」

アクスタになった街の人たちやディープな情報がマグネットでくっついています。
お客さまが触れる(遊べる)マップを目指しました。

②月替わりで静岡人の小さな蔵書展もしていくライブラリー「チャバコブックス」

茶箱が本棚に。移動できるリヤカー型。
蔵書展のトップバッターは、お茶の老舗「小山園」の成岡さん。

③劇作家の石神夏希さんが、静岡に欠かせないスポットの平穏な日常を唯一無二の視点で切り取ってくれたポストカード展「ピースオブシズオカ」

ピースオブシズオカの”ピース”は「欠かせないもの」と「平穏」のダブルミーニング。
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外からも見える。

アーツカウンシルしずおかの”クリエイティブ人材派遣制度”がご縁となり「ローカルホテルならではの街中案内を」とお声がけをいただいた時には「そうはいっても、どれくらいディープにして良いものか・・・」と不安と緊張ばかりでしたが、鈴木社長の目指す「最強のローカルホテル」というお言葉を信じ、アーツカウンシルの皆さんにも背中を押していただきながら、遠慮なく思い切りやらせていただきました・笑。

地域に根差した街中の老舗ホテルだからこそできること・やってほしいことを形にする。中島屋の中で、あるいは中島屋から、静岡人と旅人が出会えるようなコーナーにする。そんなことを描きながらの制作でした。

中島屋のみなさんと一緒に街の人たちにインタビューをする時間は、とても貴重で良い機会。(毎月増えていく予定なので取材はこれからも続く。わくわく。)社長・支配人をはじめ中島屋のスタッフさんの、お仕事に対する姿勢や街へのピュアな好奇心こそが、このコーナーの素になっているのです。

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素晴らしいホテルマンである、中島屋スタッフのみなさま。

新しくなったロビーはとっても開放的で、同じタイミングでお披露目された静岡の伝統工芸の技が集結したメインオブジェは見事!ちなみに2Fのラウンジも「DINING LOUNGE & BAR ARBOR」としてリニューアルし、そちらのロゴデザインも担当させていただきました。ぜひ一度中へ入って、お食事がてらご覧くださいね!(ちなみに、おまちのハコは外からでも見えます◎)

■ニュース映像はこちら


【おまちのハコ】
主催: 中島屋グランドホテル
企画・制作ディレクション: シズオカオーケストラ
取材: 中島屋スタッフのみなさん・井上泉(シズオカオーケストラ)
什器設計・製作: +tic
グラフィックデザイン: 桑田亜由子
ピースオブシズオカ 写真・文: 石神夏希

【DINING LOUNGE & BAR ARBOR】
ロゴデザイン: 牧野美和(シズオカオーケストラ)

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