老舗ホテルでの仕事の記録、今度は焼津。

静岡駅から西へ15分電車に乗ると、漁港で有名な「焼津」に着きます。そこからタクシーで10分のところに、駿河湾+富士山という絶景が味わえる焼津グランドホテルはあります。(静岡の街中にある中島屋グランドホテルという老舗ホテルとの姉妹館。もちろん焼津も老舗)

めちゃめちゃリゾートホテルです。食事も飲み物も温泉もアクティビティも楽しめるオールインクルーシブ。特に食事はすごく美味しくて大人気!(食事だけは日帰りでも楽しめるのが嬉しい)

その焼津グランドホテルの一室に、焼津やそこから見える景色をテーマにした”ミュージアム”を作るという企画をお手伝いさせていただきました。我々がお世話になっているアーツカウンシルしずおかさんが「最強のローカルホテル」を目指す中島屋さんと繋いでくださったご縁で生まれたお仕事でした。

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ホテルの一室がミュージアムに。

ミュージアムなので焼津の文化や歴史、富士山のことなどについて掘り下げ、知的好奇心が満たされる空間であるということは必要なのだけど、単なる「学び」の場ではなく、もっと想像力豊かにその地に思いを馳せることができる空間を目指し、話し合いを重ねること半年以上。

結果、とある「架空の女性」を主人公にした物語をベースに構成されたインスタレーション作品になりました。

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主人公の女性が書いた5つの文章を辿りながら鑑賞する展示
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「(架空の)主人公の所持品」が展示してある
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旅で訪れた焼津に惹かれた女性が、最後には移住するまでの物語
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展示の中には女性が書いたエッセイもある

物語(戯曲)やエッセイを執筆してくださったのは劇作家の石神夏希さん。焼津で収集した様々な音を素材にサウンドデザインを担ってくださったのは、音楽家の田辺玄さん。などなど、静岡と山梨のアーティスト・クリエイターが集結して、ここでしかできない空間が生まれたのでした。(スペシャルサンクスは鈴木一郎太さん)

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個人的には大学時代の先輩達も巻き込めて嬉しかった

この企画を通じて初めて知ることがたくさんあったし、私自身も焼津がもっと大好きになりました。主人公の女性と自分の内面を重ね合わせながら、焼津というまちに耳を澄ませる。そんな豊かな制作期間でした。

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レンタサイクル×焼津は最高だった
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お祭りの手拭いを探していたら鰹縞という焼津ならではの生地に出会った

宿泊者限定エリアではありますが、とっても素敵なお宿なので、いつか機会があれば、ぜひとも覗いてみてくださいね。

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ウナギ、よく出てきます
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展示に参加できるコーナーもある

【焼津にて】
主催: 中島屋グランドホテル
物語: 石神夏希(劇作家)
サウンドデザイン: 田辺玄(音楽家)
ディスプレイ: 繁田和美(空間デザイナー)
什器設計: +tic(建築家)
絵画: 持塚三樹(現代美術家)
サウンドシステムサポート: 井上直喜
什器製作: 吉政鉄工
グラフィックデザイン: 牧野美和(デザイナー)
リサーチ: 伊藤允彦(リサーチャー)
マネジメント: シズオカオーケストラ

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